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犬の胆泥症とウルソについて

2025 7/24
獣医師コラム
2024年11月5日2025年7月24日

「胆嚢(たんのう)が汚れているから、お薬出しておきますね」 これは必要ないことが多いです。

あなたの愛犬はずっとウルソを飲んでいませんか?

もちろん、ウルソが必要な犬もいますが、多くの犬にとって必須の薬ではないというエビデンスがが出ています。

目次

犬の胆泥症とは

犬の胆泥症とは、胆嚢内に胆泥と呼ばれる濃縮された胆汁がたまる状態を指します。

胆泥は固形化せずに流動性を保っているものの、エコー検査で見ると、胆嚢に沈殿物があるように見えることが特徴です。

しかし、この胆泥自体は通常、犬に症状を引き起こすことは少なく、健康リスクを伴わないケースも多くあります。

以下は犬の胆嚢のエコー画像です。

犬の正常な胆嚢

矢印の黒いところが正常な胆嚢です。

エコーで真っ黒に映るところは液体であり、胆嚢は本来、このように真っ黒に映ります

犬の胆泥症(可動性)

これが胆泥症の胆嚢です.
黒いところと、白いところ(グレー)の境目が、一本の線で分けられる時は、可動性の胆泥症です。
この場合は治療が必要ない胆泥症といえます。

犬の胆泥症(胆石になりかけ)

前の画像とは違い、一本の線が引けません。
これは、胆泥症から胆石になりかけている途中の状態です

犬の胆嚢粘液脳腫

白いところと黒いところが混ざり合ってゴチャゴチャしています。
これは、胆嚢粘液嚢腫と言われる胆嚢内がゼリーのようになって流れが悪くなっている状態です。
危険な状態のことが多いです。

犬の胆嚢治療における誤解

健康診断などでエコー検査をした際に「胆嚢が汚れていますね。お薬始めましょうね」と指摘され、胆嚢の薬を始めるワンちゃん(ネコちゃんではあまり経験がありません)を良く診察します。

実は薬を必要としないケースが多いのです。

必要のない薬を長期間服用しているワンちゃんが多いのを知っているご家族さまは少ないです。

しかし、獣医師が読む胆嚢疾患の最新の勉強会やセミナーの資料では

「胆泥自体の意義は非常に限定的であり、少なくとも”胆泥症であるから治療を行った”、”胆泥を改善させることを目的に治療を行った”などの考え方は現時点で誤りである」

とされています。
また、

「胆泥のある犬45頭を1年間追跡調査した結果、症状・血液検査の異常を呈した犬は1例もいなかった」

とされています。

もちろん、ウルソやスパカールといった、いわゆる胆嚢の薬が必要な子たちもいます。全ての犬に必要がないと言っているわけではなく、必要のない子に出されているウルソが多すぎるということです。

これはいわゆる経営面のために出されているか、知識のアップデートがされていない場合がほとんどです。

ウルソを長期間使っていても、副反応が出ることはマレですが、必要のない薬品を身体に入れるのは良いことではないと思います。

「胆泥があるから薬を飲む」という概念から、「本当に薬が必要なケース」を獣医師が見極めることが重要です。

ちなみに、ウルソ同じように必要のない子に出されていることが多いという点では、甲状腺機能低下症の薬も同じことが言えます。

セカンドオピニオンの重要性

いつもお伝えしていることではありますが、1人の獣医師が全てを診る時代ではなく、どんなに良い獣医師でも、苦手な分野がありますので、

もしかしたら、今の治療ではないかもしれない
もしかしたら、他の先生にも診てもらった方がいいかもしれない

という気持ちは持っていた方がいいと思います。

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