腎臓・胆のうの病気について
当院の軟部外科について

当院では、ワンちゃんネコちゃんの腎臓や胆のう、膀胱などに関わる検査・内科治療・外科手術にも対応しております。
特に胆のうの手術は行わなくても内科治療で上手くいく場合も多いため、手術に踏み切るには慎重な判断が必要になります。
ネコちゃんの結石詰まりなどで、おちんちんを取って尿道(おしっこが通る道)を広げる手術は、教科書には記載のない包皮を残す術式を会得していますので、術後に多いとされる膀胱炎の可能性を低くした手術を行えます。
この手術は特殊かつ難易度の高い術式になるので、猫専門病院さんからも依頼を受けての手術も行っております。
院長の専門性と実績
当院の院長は、関東最大規模の動物医療センターで外科担当医を務め、多くの執刀経験を有しております。
また、依頼手術・出張手術・各科のセカンドオピニオン対応を多数経験しており、日本獣医腎泌尿器学会認定医として専門的な診療を提供しております。
犬猫の腎臓病
ワンちゃん、ネコちゃんの腎臓病についてです。
腎臓が悪くなった。
腎臓病と言われた。
と言っても、皆んな同じ病気ではありません。
腎臓のどこが悪いのか、どうして悪くなったのかによって治療内容は異なります。
ですので、血液検査や尿検査などで「腎臓の値が悪くなったので、腎臓のご飯を食べて、腎臓の薬を飲ませてください」といった治療は厳密には間違いです。
ステージが1〜4まであり、ウチの子はどのステージにいて、どの検査項目が悪いのかをしっかり把握してから治療してあげないと、せっかくの検査〜治療の効果が薄くなってしまいます。
院長 坂本玄明他院さまで「腎臓病です」と言われたワンちゃんネコちゃんのご家族さま、
ぜひ一度、今まで行った検査項目と今飲んでいる薬を持って、話を聞きにきていただけると、ワンちゃんネコちゃんの健康でいられる時間が長くなったり、今の気持ち悪さがへったりするかもしれません。
犬猫の胆のう疾患
ワンちゃん、ネコちゃんの胆嚢病についてです。
当院はセカンドオピニオンで診察にいらしてくださるワンちゃんネコちゃんが多い病院です。
胆のうのセカンドオピニオンでよく診られる間違いは 「胆泥症なので治療しましょう」 これが非常に多いです。
教科書にも 『現時点での獣医療で「胆泥があるから治療しましょう」は誤りである。』 と、はっきり記載があります。もちろん例外もありますが少ないです。
必要なタイミングで手術は迷わない方がいいと私も思いますが、必要ない手術や、治療が非常に多い疾患の1つと言われております。



もし、ウチのワンちゃんネコちゃんが「胆泥症なので治療しましょうね」と言われていましたら、今までの検査項目や治療薬を持ってセカンドオピニオンを聞きに来ていただけたら、新しい病気の見方がお示しできるかもしれません。
胆泥症に関する獣医師コラムはこちら


犬猫の尿石症(尿結石)の手術
ワンちゃん、ネコちゃんの結石の手術についてです。
泌尿器での結石手術は
- 膀胱結石
- 尿道結石
- 尿管結石
があります。腎結石もありますが手術になることはほとんどありません。
犬猫の膀胱結石
膀胱結石は食事や体質、尿の感染、脱水などで膀胱内に結石ができてしまう病気です。
「膀胱内に石がある」と言われるとほとんどの方がビックリされると思いますが、まずは慌てないで何の石かを正確に把握してください。
もしかしたら溶ける石かもしれません。 溶ける石ですと手術をしないでも内科治療で良くなることが多いです。手術をしないでも良くなるよう全力で治療いたします。(残念ながらマレに溶ける石でも様々な条件により溶けづらいことがあります。)
溶けない石の場合には、症状の有無にもよりますが基本的には手術をしてあげた方が良いと言われています。
当院の手術は 切開を少なく 糸も人間の大学病院で使われている最新の溶ける糸を使い 極力ワンちゃんネコちゃんの負担を減らせるよう努めています。
犬猫の尿道結石
尿道結石は、詰まってしまった場合に問題になります。
尿道内に結石が詰まると排尿ができなくなるので 排尿ができない=デトックスができない (排便も排尿も身体の中の毒素を外に出すために行っています)
排尿が24時間以上できないと、命の危険があります。尿毒症といって身体に毒素が溜まってしまい各臓器にダメージが出てしまいます。
尿道結石は基本的には手術をしないで膀胱内に戻すことで、詰まりを解除し排尿をできるようにします。 ただし、結石を取ったわけではありませんので、膀胱結石として治療を行います。
何度も尿道に結石が詰まってしまう場合や、詰まりが取れない場合には上記にある おちんちんを取って尿道を広げる手術(会陰尿道瘻)を行います。
包皮を残した方が確実にいい手術ですが、この術式を行える獣医師は少ないので手術先は慎重に選んであげてください。
当院での手術の特徴


1. 高度な外科技術
院長はこれまで多くの手術経験を積んでおり、慎重な診断のもと適切な外科的対応を行っています。


2. 安全な麻酔管理
動物の負担を最小限に抑えた麻酔管理を徹底しております。


3. セカンドオピニオン対応
他院で手術を検討されている方もお気軽にご相談ください。
こんな場合はご相談ください
- 愛犬・愛猫の腎臓病が進行している
- 胆のうの病気を指摘され、手術が必要か迷っている
- 尿石症で再発を繰り返している
- 他院での診断に不安があり、セカンドオピニオンを希望している
受診のご案内
当院では、事前に詳しい診察を行った上で、最適な治療方法をご提案いたします。
腎臓や胆のうの病気でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。
桜の街どうぶつ病院
〒158-0081
東京都世田谷区深沢8-10-14ボザール深沢1階






